「猫と写真の時間」「花と写真の時間」に続いて出た「空」の本。
このシリーズ(?)は、フリーカメラマンである筆者が撮った写真に加え、筆者がその物に対して抱いている気持ち、印象、考え、写真を撮る上で考えている事などが、写真と交互にコラムになって載っています。コラムではなく、時には詩やショートストーリーだったりするのも面白い所。
写真とコラムが続き、一段落した頃に、各ページの写真のデータ(撮影に使ったカメラ、レンズ、フィルムと、撮影場所)がまとめて載っています。こういったデータが載っているのは、写真好きには結構嬉しいですね。
決して自身の価値観を押し付ける事無く、被写体への愛情が感じられる優しいコラムと、綺麗なだけでは終わらない、あたたかみのある写真。
何よりも、「高価で高性能なカメラだけで撮った、ものすごく綺麗で鮮明な写真」だけではなく、時にはHOLGAなどのいわゆるトイカメラを使った、遊び心あふれる作品もさりげなく取り入れられているのが嬉しい所です。
今回の「空」は、Canon NewF-1、ローライフレックス、ハッセルブラッドの他に、ポラロイドカメラ(SX-70)で撮った空、HOLGAで撮ったコントラストの強い空や少しぼやけた空、雲、空と海、鳥と空、夕焼けの空、星空などなど・・・挙げきれないくらいいろいろな空が撮影されています。一口に空と言っても、本当にいろんな表情があるのだなぁと気づかされます。
写真を撮る人はもちろんですが、それだけでなく、綺麗な空を眺めるのが好き、という人にも是非おすすめです。